がん末期・在宅チームの判断ミス2012年01月05日 11時52分56秒

あけまして、おめでとうございます。


おそろしいほどに、久々のブログ更新です。
ときどき、覗いてくださった方、
申し訳ありませんでした。


ツイッターを始めて、1年半ほどたちましたが、
ツイッターとブログの違いを、
色々と感じています。


大きく特徴をあげてみれば、
ツイッターは、ちょっと誰かとおしゃべりを楽しむ感じ、とか、
ちょっと思考を整理、とか、

そんなふうに思います。
あくまでも、個人的感想ですが。


で、


つぶやいた事は、けっこう、自分の中に残ってないかもです。


流れていってしまう感じです。



それに対して、ブログは、
思考を深められて、書いているうちに、
さらに気づきがあったりで、


やっぱり、精進し続けなければならない(笑)ケアマネは、
ブログをやめちゃいけないかもなぁ・・・


なんて思ったりです。



なので、今日は、ブログに残そうと思いました。


新年早々の大学病院のMSWさんとの電話を
とても、有意義に感じたので。。。



昨年の8月末、大学病院のMSWさんから紹介されて、
Aさん家族と面接をしました。
「本人を退院させたい。家で看たい」と家族さん。


がん末期で、余命は数カ月。

在宅療養を考えている、と、家族さんは言いましたが、
こちらの在宅診療Dr.も、緩和ケアDr.も、
私も、

家族さんは、「家で本人を看たい」とは思っていない


感じて、


「在宅は、難しいのではないか」という展開になり、


Aさんの退院が、延び延びになっていきました。
(多少は、体調の関係もあるのだけど)



でも、



調整に調整を重ねて、
Aさんは、10月初旬に退院しました。


介護家族は、事実上、妻のB子さんひとり。


やはり、介護負担はどんどん大きくなり、
B子さんは、Aさんに厳しい言葉も投げつけてしまったり、

その結果、B子さん自身が自己嫌悪になっていくという、
悪いシステムになってきたところに、

Aさんは、亡くなって。



私が思っていることは、

「もっと早くに、退院させてあげればよかった」です。


そう、後悔しました。


二人のDr.が、B子さんと面談をして、
「在宅は、難しいんじゃないか」
という結論になり、延び延びになった退院。


なんで、延びてしまったか。


訪問Dr.とケアマネの自分が、
リスクを背負いたくなかったからなんだな。


B子さんは、

「あの時、~言いましたよね?」とか、

「あの時、~というふうに思ったんです」とか、


そんなふうな「言い方」をよくする方で。


その、一瞬、「他責」風とも思えるセリフを何度も聞くことで、


Dr.も私も、

「何かあって、こっちのせいにされたら、たまらない」


という無意識の恐怖、なのか、
不安、なのか、
めんどくささ、なのか、


まぁ、要するに、「拒否感」が生じたのは、否めない。



それゆえ、退院が延びた。


と、私は、思っています。


Aさんは、もっと早くに帰りたかったかもなのに。
(まぁここで、大学病院側が、本人の意志確認を
 明確にしていない
 →当然、B子さんも「本人がどうしたいのか」を明確に捉えていない。
 →さらに「調整」を要する→退院延びる)



末期がんの人を家で看ることの、
不安や恐怖は、どの家族だって、あるわけで、


その不安な気持ちをかなり強く口にするB子さんが言う、
「あの時、~と言ってましたよね?」というセリフで、


体よく、

専門職という上から目線で、

「在宅は、難しいんじゃないかなぁ」


というセリフで、Aさんの退院を延び延びにさせてしまったわけで。


なんと、

罪なことをしてしまったのだろうと。



「不安はあるけど、大丈夫です」と
きっぱり言える家族しかダメ、
なんてこと、


在宅チームがやっては、いけませんです。



「不安でしかたない」という人たちを
「大丈夫ですよ」と支えるのが、
我々の仕事なわけで。



そんなこと、誰もがわかってるところで、


でも、でもでもでも、
それでも、ひるんでしまうほど、



「在宅は、難しいんじゃないかなぁ」にもっていってしまったほど、


このB子さんと、
コミュニケーションを上手くとる自信が、
在宅チームに無かった



ということかなと。



訪問Dr.のことを、B子さん、

「笑顔がぜんぜんなくて、話しづらくて、
 コミュニケーションとろうと思えなくて、
 なんだか、つらい」



と言っていたんですよね。



他責風CL家族のB子さんに対し先生は、
かなり「構えた」心理状態になっていたのではないかなと。



主治医だった訪問Dr.と、
一緒に振り返りをしたいなぁ。。。
互いの手当てをしながら。



by もみじ momiji_okiraku*yahoo.co.jp *を@に変えてくださいね


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